ありがとう

さて。
写真は、以前日記にも書いた手づくりの『お守り』です。
時間がなくて、固まりきらないうちに触ってしまい、表面がボコボコになってしまいましたが、舞台本番、衣装の下に隠して身に付けていました。

中に、ほんの僅かですが祖母の遺髪を埋封してあります。





そう…
以前からの日記を読んで、心配してくださっていた方がいました。

でも、本番の舞台は先入観無しで観てもらいたくて、終わってから…と思い書きませんでした。



11月6日、午前３時。
生まれてから毎日共に暮らしてきた、大好きな祖母がこの世を去りました。

家の中で転んで骨折し、入院。
家に帰る為に手術をしましたが、体力が持ちませんでした。
88歳、大往生でした。


本番前で、まだ衣装作りも小道具作りも、裏の仕事も残っている多忙な時期でのこの出来事は本当に辛くて、劇団のメンバー全員にも打ち明けて、劇団の仕事も頼らせてもらい、精神的にも、本当に支えてもらいました。


もう何年もずっと私の舞台を一度観たいと言っていた祖母。

やっと観てもらえたかなって思います。
というか、一緒に舞台に居た（*´_｀*）。

私が大きなミスをせず本番を終えることが出来たのも、祖母のおかげだと信じてます。

ず～っと、『早くおじいさんのところへ行きたい』と言ってました。
おじいちゃん、やっと迎えに来てくれたんだね。

私の本番に重なることもなく（本気で不安になり、万が一でもどうしたらいいかわからず泣き明かしたその夜でした）、父が定年になって私が家に一人ぼっちになることもなくなってから…
今を選んで、逝ってくれたのかもしれません。


私的には何もしてあげられなくて、悔いが沢山残っています。
でも可愛いおばあちゃんでした。


おばあちゃん。
本番無事に終わったよ。


ありがとう☆彡